ゲゲゲの・・・
ゲゲゲの鬼太郎と言えば、言わずと知れた水木しげるさんの名作で、
フジテレビでアニメ化もされた・・・
このアニメが子どもの頃好きだった。
年末の風物詩、NHK総合テレビの紅白歌合戦や、TBSテレビの輝け!日本レコード大賞にも出演経験のある吉幾三が歌う主題歌も好きだった。
アニメソングなのに拳を利かせて歌う吉の歌が耳に残っている・・・
でもこの作品が鳥山明のドラゴンボールや藤子・F・不二雄のキテレツ大百科、そして現在も愛されるワンピースと並ぶぐらいのフジテレビの名作アニメとなったのは、主題歌だけではなく、原作者の水木しげるの人間性も大きいと思う・・・
そうした彼の生き方がゲゲゲの女房としてNHKでドラマ化され、
松下奈緒と向井理の共演で話題になったのは記憶に新しいところだが、
ドラマを記念した兵庫県立美術館の展覧会に、先日TOKIOとのリレー対決で話題になった阪神電鉄のジェットカーで出かけたことがある・・・
展覧会で印象に残ったのは、古くからの妖怪を扱った絵画の多さと水木が描いた
第二次世界大戦をテーマにした作品だ・・・
おばけは怖い、嫌いと言いながらもテレビ東京の妖怪ウォッチやガンホーのパズドラ、
そしてアニメ化もされロングセラーとなっている任天堂のポケットモンスターなどが
愛されているように、妖怪は日本の文化に根付いているといえよう・・・
SMAPの稲垣吾郎の主演でNHK総合テレビのドラマになり、映画化もされた夢枕漠の陰陽師や、藤子・F・不二雄の映画ドラえもんのび太のパラレル西遊記も妖怪を扱った作品の仲間だ・・・
さて、後者の戦争画も自分の心に響いた。以前、苦労人の言葉という記事を書いたが、
水木しげるさんも、病気と闘う自分や川村ひかるさんも生死にかかわる体験をしているが、そういう人間には天性の表現力があると思っている・・・
人間にはどこかに障がいを負うと足りない部分を補おうとする仕組みが備わっているのだ。体験したのが病気でも戦争でも借金でもいい、表現の形は言葉でもアートでもいいから、恥ずかしがらずに自分をさらけ出すことも必要だと思っている。
個人的には、鉄の掟に触れてAKB48からHKT48に移籍を余儀なくされたことをむしろ売り物にしている指原莉乃を見習いたいと思っている。ジストニアという病気がどうなるかはわからないが、指原莉乃の図太さがほしいと思っている。
そうそう、ゲゲゲの女房の主題歌はいきものがかりの「ありがとう」だった。前述の稲垣吾郎が所属するSMAPも同名の曲を出しているが、ありがとうというのは自分の大切にしている言葉だ。照れくさくて口に出せないという人もあろうが、まわりに支えてもらわないと生きていけない自分には不可欠な言葉だと思っている・・・
明日から台湾での戦いが始まる侍ジャパンの戦士たちにも、この言葉を胸に戦ってほしいと思っている・・・